【注目銘柄】エスフーズは自律調整一巡して上値試す、18年2月期増益・増配予想で19年2月期も収益拡大期待

注目銘柄

 エスフーズ<SFoods 2292>(東1)に注目したい。食肉等の製造・卸売・小売事業および外食事業を展開している。18年2月増益・増配予想で、19年2月期も収益拡大が期待される。株価は上場来高値圏から一旦反落したが、自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。

■18年2月期増益・増配予想で19年2月期も収益拡大期待

 18年2月期の連結業績予想は、売上高が17年2月期比10.2%増の3100億円、営業利益が9.0%増の115億円、経常利益が10.7%増の120億円、純利益が7.7%増の70億円としている。配当予想は3円増配の年間38円としている。

 代表ブランドである「こてっちゃん」シリーズの知名度の高さを生かしたマーケティング戦略を強化し、北海道や米国などの食肉生産拠点の経営安定化にも注力する。主力の食肉製造・卸売事業が好調に推移し、食肉小売事業における不採算店の閉鎖や新業態での新規出店、外食事業における不採算店対策なども寄与する見込みだ。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比12.7%増の2336億33百万円、営業利益が10.0%増の83億04百万円、経常利益が10.2%増の86億97百万円、純利益が28.7%増の58億62百万円だった。主力の食肉製造・卸売事業が14.4%増収、13.8%増益と好調に推移した。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.4%、営業利益が72.2%、経常利益が72.5%、純利益が83.7%と順調だった。通期ベースでも好業績が期待される。そして19年2月期も収益拡大が期待される。

■株価は自律調整一巡して上値試す

 株価は17年12月の上場来高値5300円から利益確定売りで一旦反落したが、4800円近辺で推移して自律調整一巡感を強めている。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインだ。自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る