CRI・ミドルウェア:ゲーム向けサウンドミドルウェア「CRI ADX2」に音楽・音響制作プラグイン「McDSP」が対応

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■音楽制作の定番エフェクトプラグインをゲームのインタラクティブ演出で活用可能に

 CRI・ミドルウェア<3698>(東マ)は7日、プロのレコーディングエンジニアを中心に映画やテレビ番組、音楽CDなど幅広い制作現場で使用される音響効果作成ツール「McDSP」が、同社のゲーム向けサウンドミドルウェア「CRI ADX2」に対応し、ADX2のオプション機能として販売開始すると発表した。

 これにより、「McDSP」をゲームに組み込み、インタラクティブなサウンド演出に活用できるようになり、ゲームの状況に合わせた臨機応変な音の変化を、リアルタイムに作り出すことができるようになった。より豊かなインタラクティブサウンド演出と、ゲームなどの開発効率化を支援することが可能になった。

 「McDSP」は、映画やテレビ番組、音楽CDなど、幅広いメディア制作の現場で使われている、サウンドエフェクトのプラグインで、2017年には、テレビ番組の最高峰といわれるエミー賞での「技術賞」受賞をはじめ、映画音響協会賞でも「技術賞」を受賞するなど、技術力の高さで定評がある。

 これをCRI・ミドルウェアの「ADX2」と組み合わせることで、「McDSP」をゲームに組み込み、ゲームのプレイ状況に合わせた音の変化をリアルタイムに作り出すことができる。一例として、インゲームプレビュー機能を使えば、開発中のゲームをプレイしながら、「McDSP」の効果を調整できるという。

 4種の対応プラグイン(ML4000 ML1、AE600 Active EQ、FutzBox、SA2 Dialog Processor)があり、対応プラットフォームは、iOS/Android、Nintendo Switch、PlayStation4、Xbox One、PC。

料金(プラグイン4種をパックとした一括料金)は、タイトル1機種目:30万円(税別)、2機種目以降:15万円(税別)となっている。

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