【注目銘柄】かどや製油は上場来高値圏、18年3月期業績・配当予想の上方修正も好感

注目銘柄

 かどや製油<2612>(東1)に注目したい。加工ごま製品の大手で、ごま油の市場シェアは約5割である。1月30日に18年3月期業績・配当予想を上方修正した。株価は増額修正も好感して上場来高値圏だ。上値を試す展開が期待される。

■18年3月期業績・配当予想を上方修正

 18年3月期業績予想は連結決算への移行(カタギ食品を第4四半期から連結)に伴って1月30日に公表し、売上高が306億円、営業利益が50億円、経常利益が51億円、純利益が34億円とした。

 個別業績予想も上方修正した。売上高は13億円増額して17年3月期比4.5%増の298億円、営業利益は14億円増額して39.6%増の50億円、経常利益は15億円増額して51.1%増の51億円、そして純利益は9億50百万円増額して27.2%増の34億円とした。

 PET容器を中心に拡販を推進し、販売数量が計画を上回る。また計画よりも円高で推移しているため原料価格が抑えられ、数量増による生産効率向上も寄与する。

 配当予想は期末45円増額して年間150円(期末一括)とした。17年3月期との比較では35円増配となる。

■株価は上場来高値圏

 なお2月2日に自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)によって、自己株式15万株を取得した。

 株価は上場来高値圏だ。増額修正も好感して17年11月7200円を突破し、2月2日の上場来高値7600円まで上伸した。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだ。上値を試す展開が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る