松田産業の第3四半期は2ケタ増収大幅増益と好調で、今期2回目の通期業績予想の上方修正を発表

■貴金属関連事業は貴金属販売価格の上昇もあり2ケタ増収3ケタ増益

 松田産業<7456>(東1)の第3四半期は2ケタ増収大幅増益と好調であったことから、今期2回目の通期業績予想の上方修正を発表した。

 同社グループは、貴金属関連事業では、国内外の生産拠点活用と営業展開の強化を進め、貴金属原料の確保、化成品等の製品販売及び産業廃棄物処理受託の拡大を推進した。また、食品関連事業においては、顧客ニーズを捉えた商品の開拓と提供に鋭意取り組み、国内はもとより、海外展開の拡大も含めた積極的な営業活動を推進し、販売量の拡大に努めた。

 その結果、今期18年3月期第3四半期連結業績は、売上高1465億60百万円(前年同期比21.5%増)、営業利益40億09百万円(同95.8%増)、経常利益43億22百万円(同77.7%増)、純利益29億68百万円(同81.5%増)となった。

 貴金属関連事業では、貴金属リサイクル及び産業廃棄物処理の取扱量が増加し、銀製品の販売量は減少したものの、金製品及び電子材料等の販売量は増加し、貴金属販売価格の上昇もあり、売上高は927億70百万円(同23.6%増)、営業利益26億72百万円(同126.1%増)と2ケタ増収3ケタ増益。

 食品関連事業では、水産品及び畜産品の販売数量が増加したことで、売上高は538億36百万円(同17.9%増)、営業利益は13億36百万円(同54.4%増)と2ケタ増収大幅増益。

 第3四半期業績が当初予想を上回るペースで推移したことから、今期2回目となる通期連結業績予想の上方修正を発表した。

 18年3月期通期連結業績予想の売上高は、前回予想を30億円上回る1930億円(前期比18.4%増)、営業利益は8億円上回る48億円(同62.1%増)、経常利益は8億円上回る52億円(同50.3%増)、純利益は5億80百万円上回る35億60百万円(同45.0%増)となる見込み。

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