日本エンタープライズはいなせりが行う第三者割当増資を全額引き受けることを決議

■当初計画通りに豊洲市場にサービス拠点を移して「いなせり」を本格稼働

 日本エンタープライズ<4829>(東1)は20日、同日開催の取締役会で、連結子会社のいなせりが行う第三者割当増資を全額引き受けることを決議した。

 当初は、16年11月7日に予定されていた豊洲市場開場に時期を合わせ「いなせり」をスタートする予定であったが、その後の移転延期により、当初計画の変更を余儀なくされ、限定的なサービス提供となったことから、当初計画を下回る状況となっている。

 ところが、今回の10月11日の豊洲市場開場決定が発表されたことから、当初計画通りに豊洲市場にサービス拠点を移して「いなせり」を本格稼働することになった。

 そこで、対象顧客層・取扱量の拡大のためのシステム開発及び広告宣伝など、今後の事業展開の資金重要に備えるために、いなせりは第三者割当増資を実施することとなった。同社としては、いなせりの財務環境を整え事業支援するために、第三者割当増資を全額引き受けることを決定した。

 約2年遅れの豊洲市場開場となるが、やっと、日本最大の鮮魚・水産物の電子商取引サービス「いなせり」が本格稼働する。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る