28日上場のジェイテックコーポレーションは買い気配のまま公開価格の66%高(11時15分現在)

株式市場 銘柄

■放射光用X線集光ミラーや自動細胞培養装置などの先端企業

 28日、新規上場となったジェイテックコーポレーション<3446>(東マ・売買単位100株)は1993年に設立され、大阪大学・理化学研究所の研究成果の実用化に成功した放射光用X線集光ミラーを中心とした「オプティカル事業」、創業当初から培ってきた独自の細胞培養技術をもとに商品展開してきた各種自動細胞培養装置を中心とした「ライフサイエンス・機器開発事業」、の2つの事業を軸に経営資源を集中し、事業規模の拡大を推進してきた。

 公開価格は2250円。買い気配で始まり、11時を過ぎては3735円の買い気配(公開価格の66%高)。まだ初値値はついていない。

 会社発表の今期・2018年6月期の業績見通し(個別)は、売上げ高が前期比52.6%増の12億2300万円、営業利益は同2.5倍の4億1900万円、純利益は同2.2倍の2億8800万円、1株利益は53円72銭。

 公開価格はPER41倍になり、たとえば生体認証システムなどのディー・ディー・エス(DDS、3782)のPER60倍台、タカラバイオ(4974)のPER100倍台などが参考にされているようだ。(HC)

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