【株式市場】米FRB新議長の発言を受け日経平均は一時145円安となるが精密株など強く底堅い

株式

◆日経平均の前引けは2万2309円05銭(80円81銭安)、TOPIXは1786.47ポイント(3.87ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億3899万株

チャート14 28日(水)前場の東京株式市場は、米FRBパウエル新議長の議会証言を受け、米国の利上げを巡るシナリオが年3回の見通しから年4回の可能性になったとされ、日経平均は97円安で始まった後も軟調に推移。11時前には145円70銭安(2万2244円16銭)まで下押した。半面、ソニー<6758>(東1)キヤノン<7751>(東1)などは高く、日経平均の前引けは80円81銭安(2万2309円05銭)と持ち直した。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均はそろって高い。

 日本航空<9201>(東1)が4日続伸し、サイバーコム<3852>(東1)は昨日から「5G」(第5世代移動通信システム)銘柄に関する人気再燃する中で物色を絞り込む動きとされて一時2日連続ストップ高。パシフィックネット<3021>(東2)は2月上旬の活況高が再燃とされて再び急伸。ヴィスコ・テクノロジーズ<6698>(JQS)は株式8分割と業績見通しの増額などが好感されてストップ高。

 28日、新規上場となったジェイテックコーポレーション<3446>(東マ・売買単位100株)は買い気配のまま3850円(公開価格2250円の71%高)。まだ初値値はついていない。

 東証1部の出来高概算は6億3899万株、売買代金は1兆1658億円。1部上場2067銘柄のうち、値上がり銘柄数は1186銘柄、値下がり銘柄数は780銘柄となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  2. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  3. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  4. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  5. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  6. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る