【銘柄フラッシュ】セルシードが心筋シートなど思惑視されて急伸しシーズメンは5日連続ストップ高

株式市場 銘柄

 2日は東証1部の値上がり率1位がアグロカネショウ<4955>(東1)の9.4%高となり、会社発表の新製品や証券会社による投資判断は出ていないようだが、このところの米国発の世界株安を受けた下げがほとんど見られないまま底堅く推移していることや2月に主力農薬の効能拡大が承認され業績寄与の期待があることなどが言われて高値を更新。

 2位はサイバーリンクス<3683>(東1)の8.0%高となり、NTTドコモ<9437>(東1)とのタイアップによるAI(人工知能)活用の棚割画像認識サービス発表などが材料視されて急伸。

 3位は日東精工<5957>(東1)の7.7%高となり、この2月で設立80周年、上場50周年のため思惑が強まるとされて3日連続大幅高。

 図研エルミック<4770>(東2)大日本印刷<7912>(東1)とのライセンス契約発表などが材料視されてストップ高の18.2%高。TBグループ<6775>(東2)NEC<6701>(東1)のiPad向けクラウド型POSレジサービスシステムに自社製品を対応させ3月発売などが注目されて10.0%高と大きく出直った。

 テックポイント・インク(Techpoint,Inc.)<6697>(東マ)は「来期営業益4倍強に」との日本経済新聞報道や米国での銃規制に関連する監視・防犯カメラ需要が材料視されてストップ高の23.3%高。ロゼッタ<6182>(東マ)は総務省による同時通訳システム開発支援など注目され8.7%高。

 シーズメン<3083>(JQS)は第三者割当増資などによる資金調達が好感されて5日連続ストップ高の29.3%高。セルシード<7776>(JQG)はiPS細胞から心臓の筋肉(心筋)シートを作製し患者の心臓に貼り付ける大阪大学の試みや、3月下旬に開かれる再生医療学会への出展などが思惑買いを呼んだとの見方が有力でストップ高の20.0%高となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る