セーラー万年筆は注記の記載解消を発表

■17年12月期の最終利益が黒字化

 セーラー万年筆<7992>(東2)は2日、注記の記載解消を発表した。

 同社は、17年12月期の最終利益が黒字化したことから、「継続企業の前提に関する注記」の記載を解消することとなった。

 同社では、14年、15年、16年と赤字決算が継続していた。そのため、17年12月に新執行部が発足し、新たな3年間の中期経営計画(16年12月期から18年12月期)を策定し、構造改革に取り組んできた。

 その結果、17年12月期の連結業績は、売上高56億94百万円(16年12月期比4.8%減)、営業利益16百万円(同65.7%減)、経常利益16百万円(同40.9%減)、純利益99百万円(16年12月期△24百万円)となった。

 前期の取組としては、不採算事業を廃止し、主力の文具事業、ロボット機器事業の2事業に、経営資源を集中し、経営基盤の強化と収益力の強化を図った。また、一方で、投資有価証券の売却などにより有利子負債の削減に努めた。

 ちなみに、今期18年12月期連結業績予想は、売上高58億50百万円(前期比2.7%増)、営業利益1億25百万円(同674.7%増)、経常利益1億25百万円(同653.1%増)、純利益95百万円(同4.9%減)を見込んでいる。

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