トレジャー・ファクトリーの2月売上は前年同月比11.0%増と降雪の影響を跳ね返す

■新店舗効果に加え、生活家電が好調

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東1)は8日、2月の月次売上高を発表した。2月の全体の売上高は、前年同月比11.0%増と降雪の影響を跳ね返し、2ケタの増収となった。既存店も1.3%増と堅調であった。

 気象庁の調べによると、2月は降雪日が5日と昨年末から今年にかけて最も多かったことから、外出を控える消費者も多かったと思われるが、同社の売上は、新店舗効果に加え、生活家電が好調であったことから下期では、9月の14.3%増に次ぐ、伸長率となった。

 出店については、上半期で9店舗、下半期で5店舗と合計14店舗となったことから、当初計画の13店舗前後を達成したことになる。特に、上半期に9店舗出店したことから、下半期はその約半分の5店舗となった。そのため、上半期に比較し、下半期は出店費用も減少したことで、利益の回復が期待される。

 ちなみに、1月12日に発表された第3四半期連結業績(9月から11月)は、売上高43億59百万円(前年同期比30.9%増)、営業利益3億03百万円(同25.2%増)、経常利益3億13百万円(同29.9%増)、純利益2億14百万円(同36.3%増)と大幅増収増益であった。

 第4四半期(12月から2月)の業績も好業績が予想されることから、今期18年2月期通期連結業績予想の達成も期待できる。

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