【株式市場】NY株の急落により日経平均も一時846円安となり5か月ぶりに2万1000円台を割る

株式

◆日経平均は2万827円92銭(764円07銭安)、TOPIXは1678.66ポイント(48.73ポイント安)、出来高概算(東証1部)は8億3341万株

◆新規上場2銘柄は堅調でファイバーゲートは買い気配

チャート10 23日(金)前場の東京株式市場は、知的財産権の侵害を巡り、米トランプ大統領が中国に上乗せ関税を発動したことなどを受け、NYダウが724ドル安と急落したため、株価指数の先物が先行安。日経平均は403円安で始まったあとも下値を探り、10時30分にかけて846円48銭安(2万745円51銭)まで下押した。ソニー<6758>(東1)などは朝方を安値に持ち直したが、日経平均の前引けは764円07銭安(2万827円92銭)と大幅反落。取引時間中としては2017年10月13日以来の2万1000円割れとなった。東証2部指数、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

 中で、業績見通しを増額修正した東亜建設工業<1885>(東1)や、内需中心のサトウ食品工業<2923>(東2)などが高く、カイオム・バイオサイエンス<4583>(東マ)はカナダ社へのライセンス供与が好感されて急伸。岩塚製菓<2221>(JQS)も高い。

23日、東証1部に直接新規上場したキュービーネット(QBネット)ホールディングス<6571>(東1・売買単位100株)は公開価格2250円に対し、9時9分に2115円で初値がつき、その後2260円まで上げて前引けは2231円。

 もう1銘柄、新規上場となったファイバーゲート<9450>(東マ・売買単位100株)は、買い気配のまま前場は値が付かず、前引けは公開価格1050円を71%上回る1792円の買い気配。

 東証1部の出来高概算は8億3341万株。売買代金は1兆5000億円。1部上場2081銘柄のうち、値上がり銘柄数は38銘柄(2%)、値下がり銘柄数は2029銘柄(98%)。また、東証33業種別指数は全業種が値下がりした。(HC)

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