【株式市場】中国が自動車関税など緩和と伝わり鉄鋼・建機も強く日経平均は2日続伸

株式

◆日経平均の終値は2万1794円32銭(116円06銭高)、TOPIXは1731.94ポイント(6.06ポイント高)、出来高概算(東証1部)は14億6866万株

チャート13 10日後場の東京株式市場は、中国・習近平主席がボアオ・アジアフォーラムで自動車などの輸入関税引き下げなどに言及したと伝えられ、コマツ<6301>(東1)などの建機株や自部品株が時間差はあったが相次いで前場の高値を上回った。ただ、トヨタ自動車<7203>(東1)などは前引け間際につけた高値を抜けず、このためか、日経平均も前場の高値(255円71銭高の2万1933円99銭)を抜けず、1万1800円をはさんで強もみ合いを継続。2日続伸となった。一方、前引けは堅調だった東証2部指数、マザーズ指数は軟調に転じ、日経JASDAQ平均も軟調。

 後場は、牧野フライス製作所<6135>(東1)が中国の自動車関連関税の引き下げ構想を材料に一段と強張り、鉄鋼株や非鉄株も強い。4月3日上場のブティックス<9272>(東マ)は切り返して高値に急接近。ワンダーコーポレーション<3344>(JQS)は「いきなり!ステーキのフランチャイズ契約」に加え、3月にパーソナルトレーニングジムRIZAPグループの出資を得ており思惑が広がったとされて急伸。

 10日新規上場となったヒューマン・アソシエイツHD<6575>(東マ・売買単位100株)は前後場とも買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配ねのまま上げる場合の本日上限の2691円(公開価格1170円の2.3倍)で買い気配。

 東証1部の出来高概算は14億6866万株(前引けは6億9977万株)。売買代金は2兆7034億円(同1兆1942億円)。1部上場2082銘柄のうち、値上がり銘柄数は1129(同1351)銘柄、値下がり銘柄数は873(同648)銘柄。

 また、東証33業種別指数は21業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、機械、石油・石炭、ゴム製品、ガラス・土石、輸送用機器、海運、非鉄金属、、卸売り、などとなった。

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