【株式市場】NY大幅高の割に日経平均など重くマザーズ指数、日経JASDAQ平均も軟調

株式

◆日経平均は2万1750円43銭(43円89銭安)、TOPIXは1729.04ポイント(2.90ポイント安)、出来高概算(東証1部)は8億1115万株

チャート6 11日(水)前場の東京株式市場は、NYダウの急伸428ドル高に対し、加計学園を巡る問題の推移を見極めたいとの姿勢もあり、日経平均は24円高で始まった後も上値の重い展開となった。NY原油高を受けて三井海洋開発<6269>(東1)などの資源株は強く、自動車株、大手銀行株なども高いが、日経平均は11時にかけて74円72銭安(2万1719円60銭)まで軟化し、前引けも43円89銭安(2万1750円43銭)と軟調。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も小安い。

 マネックスグループ<8698>(東1)が仮想通貨取引事業への期待再燃となって2日ぶりに高値を更新し、AMBITION<3300>(東マ)は1対2の株式分割が好感されて大幅反発。鉱研工業<6297>(JQS)は南鳥島(東京都)周辺に膨大なレアアースとの報道などが思惑視されて急伸。

 11日新規上場となったコンヴァノ<6574>(東マ・売買単位100株)は買い気配のまま初値が付かず、前引けは公開価格930円を71%上回る1588円の買い気配。

 東証1部の出来高概算は8億1115万株。売買代金は1兆3045億円。1部上場2082銘柄のうち、値上がり銘柄数は746銘柄、値下がり銘柄数は1239銘柄となった。(HC)

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