BEENOSは戻り歩調、越境EC事業が牽引して収益拡大期待

株式市場 銘柄

 BEENOS<3328>(東1)は越境EC事業を中核事業としている。18年9月期連結業績予想は非開示だが、越境EC事業が牽引して収益拡大が期待される。株価は2月安値圏から切り返して戻り歩調だ。

■越境EC事業が中核

 14年10月旧ネットプライスドットコムが現BEENOSに商号変更し、越境EC事業を中核事業と位置付けた。

 子会社デファクトスタンダード<3545>はインターネット上でブランド品など中古品の買取・販売を展開、子会社BeeCruise(17年10月設立)は新規事業開発に特化したインキュベーション事業を展開している。一方で17年12月には、非中核事業のBtoCオンラインショッピング事業を行うネットプライスの全株式をオークファン<3674>に譲渡し、連結から除外した。

■18年9月期収益拡大期待

 18年9月期連結業績予想は非開示としている。第1四半期は売上高が前年同期比8.0%増の53億65百万円、営業利益が7.3%増の94百万円、経常利益が持分法投資利益や投資事業組合運用益も寄与して78.7%増の1億37百万円、純利益が関係会社株式売却益も寄与して37百万円(前年同期は89百万円の赤字)だった。流通総額は13.3%増の118億68百万円となり、過去最高だった。通期ベースでも中核事業の越境EC事業が牽引して収益拡大が期待される。

■株価は戻り歩調

 株価は2月安値1395円から切り返して戻り歩調だ。4月24日には2025円まで上伸した。4月25日の終値は1849円、時価総額は約228億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形だ。戻りを試す展開が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る