富士ソフトサービスビューロは後場一段と強含む、決算発表迫り期待強まる

株式市場 銘柄

■9日に3月決算を発表の予定、2月に株式分割し新たな投資家層の注目も

 富士ソフトサービスビューロ<6188>(JQS)は7日の後場、一段と強含み、5%高の870円(45円高)まで上げて出直りを強めている。日本年金機構からの業務受託をはじめとするBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)などの大手で、さる4月25日に2018年3月期の決算見通しの大幅な増額修正を発表。決算発表を5月9日(水)とするため、今期の展望や見通し数字などに期待が強まってきたとの見方が出ている。

 18年3月期の業績は、増額修正する前から売上高、各利益とも最高を更新する見込みとしていた。4月25日の増額修正では、、コールセンターサービス分野、BPOサービス分野ともに官公庁向けの案件が拡大し、スポット案件が貢献したこと、効率的な業務運営などにより、売上高の見通しは従来予想を4%近く増額し、営業、経常、純利益は各々30%から34%増額した。

 18年2月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を実施し、1単元当たりの投資金額が少なくて済むようになった。このため、決算発表を機に新たな投資家層の参加が増えるとの見方も出ている。(HC)

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