ワイヤレスゲートの12月期第1四半期は減収増益、四半期純利益は2倍増で着地

■NTTドコモからの帯域借受単価の変更に伴う遡及返還額が増加

 ワイヤレスゲート<9419>(東1)は10日、18年12月期第1四半期連結業績を発表した。

 売上高は29億20百万円(前年同期比4.3%減)と減収だったが、 利益面では、費用を抑制しながら新規会員の獲得や退会防止に効果的な取り組みが実施できたことに加えて、毎年3月に計上されるNTTドコモからの帯域借受単価の変更に伴う遡及返還額が前年よりも増加したことなどにより、営業利益は3億24百万円(同49.3%増)となった。経常利益は2億85百万円(同60.3%増)、四半期純利益は1億90百万円(同102.0%増)だった。

 ワイヤレス・ブロードバンド事業では、競争環境が厳しく、売上高は27億83百万円(前年同期比5.0%減)となったが、「ワイヤレスゲートWi-Fi+WiMAX」については、家電量販店以外の販路での新規会員獲得に注力したことの他に、 家電量販店において新たな会員獲得キャンペーンを実施し、また、既存顧客の退会防止に向けた追加施策を実施したことなどにより、18年3月期末時点での会員数は17年12月末より増加している。

 18年12月期の連結業績見通しは、売上高は120億34百万円(前期比1.7%増)、営業利益は10億24百万円(同11.1%増)、経常利益は8億83百万円(同13.0%増)、純利益は5億72百万円(同24.1%増)としている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る