【編集長の視点】ジェイ・エス・ビーは連続最高業績を買い直し東証1部昇格観測もフォローして反発

【アナリスト水田雅展の銘柄分析

 ジェイ・エス・ビー<3480>(東2)は、前日17日に60円高の6320円と変わらずを含めて4営業日ぶりに反発して引けた。今2018年10月期業績が、連続して過去最高を更新すると予想され、普通配当の連続増配や株主優待制度を導入するなど還元策を積極化していることを見直してバリュー株買いが再燃した。また日米両市場の先行きが、米国の長期金利上昇や地政学リスクの再燃などでやや不透明化しているなか、同社株が、国内中堅証券のリポートで早期に東証第1部に指定替えされる銘柄と観測されたことも、引き続き需給好転要因として内需株人気のフォローの材料視されている。

――――積極的な入居者開拓策で管理戸数が続伸し入居率も98%超の高水準をキープ――――

 同社の今2018年10月期業績は、売り上げ383億2800万円(前期比5.2%増)、営業利益28億6800万円(同3.6%増)、経常利益27億7900万円(同5.3%増)、純利益17億200万円(同9.8%増)と予想され、前期の過去最高業績を連続更新する。大学生用の賃貸マンション業界のトップ企業として、全国に70店舗の直営店舗を展開するとともに、新たにVR(仮想現実)画像を利用した内見サービスを導入するなど入居者開拓策を積極化させ、管理戸数が、前期末の6万154戸からさらに1953戸増加し、入居率も前期の98%超と同様の高水準で推移することなどが要因となる。

 配当は、前期に普通配当34円に上場記念配当3円を上乗せして年間37円(前々期実績32.5円)へ増配したが、今期は普通配当として35円への連続増配を予定している。また、今年3月には上場記念の株主優待制度の導入も発表、100株以上保有の株主に1000円相当分のクオカードを贈呈する。

――――25日線で下値確認のスピード調整に一巡感を強めPER16倍台の評価不足修正に再発進――――

 株価は、昨年7月に公開価格3200円で新規株式公開(IPO)され、4280円で初値をつけ4765円高値まで買い進まれた。その後、地相場模索の動きが続き、前期業績の上方修正で4650円高値をつけ、中期経営計画を材料に6180円高値まで買い直されたが、世界同時株安にツレ安して4500円安値に突っ込み、株主優待制度導入に早期の東証第1部指定替え観測が加わって上場来高値6980円まで急伸した。足元では、25日移動平均線で下値を確認するスピード調整を続けてきたが、PERは16倍台となお評価不足となっている。日柄的にも、スピード調整の一巡感を強めており、上場来高値抜けから上値トライに再発進しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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