MS&Consultingはほぼ底値圏、19年3月期増収増益予想

株式市場 銘柄

 MS&Consulting<6555>(東マ)は、ミステリーショッピングリサーチ事業を展開している。調査数および調査店舗数が順調に増加して19年3月期増収増益予想である。株価はほぼ底値圏だろう。

■ミステリーショッピングリサーチを展開

 顧客満足度覆面調査のミステリーショッピングリサーチ(MSR)事業を主力に、従業員満足度調査のサービスチーム力診断サービス、コンサルティング・研修サービスも展開している。

 なお5月14日にホームページへの不正アクセスによる登録情報の流出の可能性を発表している。現在のところ当該情報を悪用された被害の報告は入っていないとしている。

■19年3月期増収増益予想

 19年3月期の連結業績(IFRS)予想は、売上収益が18年3月期比6.3%増の29億88百万円、営業利益が10.0%増の6億08百万円、親会社所有者帰属当期利益が10.4%増の4億05百万円としている。

 調査数および調査店舗数が順調に増加して増収増益予想である。クロスセルの強化により、サービスチーム力診断やカスタマーリサーチなど粗利率の高いサービスの提供に注力する。

■株価はほぼ底値圏

 株価は4月の戻り高値圏1200円台から反落し、5月25日には1057円まで下押した。5月29日の終値は1096円、今期予想連結PERは約13倍、時価総額は約51億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線を割り込んだが、3月の上場来安値990円に接近してほぼ底値圏だろう。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る