【株式市場】NYダウ大幅反発を受けイタリア発の不安が後退し日経平均は一時156円高

株式

<新規上場のラクスルは9.7%高で初値がつき10時過ぎに36%高まで上げる>

◆日経平均は2万2112円22銭(93円70銭高)、TOPIXは1741.70ポイント(5.57ポイント高)、出来高概算(東証1部)は6億4965万株

チャート2 31日(木)前場の東京株式市場は、NYダウの大幅反発を受けてここ一両日広がったイタリア情勢などを巡る警戒感が後退し、株価指数の先物が先行高。日経平均は取引開始後に156円90銭高(2万2175円42銭)まで上げた。自社株買いと消却を発表した住友大阪セメント<5232>(東1)が活況高など材料の出た銘柄が強く、日経平均は前引けも93円70銭高(2万2112円22銭)と堅調だった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 原油相場の大幅反発を受けて石油資源開発<1662>(東1)などが上げ、花王<4452>(東1)などのディフェンシブ銘柄も高い。ファイバーゲート<9450>(東マ)は「ワンタッチWi-Fi」などが材料視されて上げ、アイル<3854>(JQS)は4月締めの第3四半期業績に期待が再燃とされて高い。

 31日新規上場となったラクスル<4384>(東マ・売買単位100株)は、9時16分に公開価格1500円を9.7%上回る1645円で初値がつき、10時過ぎに36%高の2044円まで上げて快調、前引けは1909円。

 東証1部の出来高概算は6億4965万株。売買代金は1兆1051億円。1部上場2084銘柄のうち、値上がり銘柄数は1216銘柄、値下がり銘柄数は754銘柄となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■半導体パッケージの微細化に対応、LDI露光で1.0μm幅パターンを実現  旭化成<3407>(東…
  2. ■物流費やエネルギーコストの上昇受け、企業努力では限界  亀田製菓<2220>(東証プライム)は5…
  3. ■約100種類の実践講座で次世代エンジニアを育成  トヨタグループ5社は5月22日、AI・ソフトウ…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  2. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  3. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  4. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  5. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  6. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る