マルマエの月次受注残高(5月)は前年同月比34.6%増加

株式市場 銘柄

■半導体分野は26.5%増加し、FPD分野は同68.5%増加

 マルマエ<6264>(東2)が9日(土)に発表した5月の月次受注残高は、前年同月比34.6%増加した。半導体製造装置やフラットパネル・ディスプレイ(FPD)製造装置、太陽電池製造装置などの複雑形状加工を行い、半導体分野は同26.5%増加し、FPD分野は同68.5%増加した。一方、前月比では、半導体分野が同社の工程の前後工程を担当する企業の一時的な能力不足に起因する需給調整により3.5%減となった。

 今後の見通しについては、半導体分野では、新事業所(出水事業所)の設備増強による生産力拡大を見込んだ引き合いや、試作品受注が増加しており、多少の山谷はありながらも、段階的な受注増加が見込まれるとし、また、中長期的にも半導体市場は拡大する見通しであることから、一部稼働を開始した出水事業所の生産スペース余力を活かし、継続的に設備投資を行いながら受注拡大を図っていくとした。FPD分野では、顧客の需要予測等によると、韓国向け設備投資の一部に延期の動きが出ているとした。

 11日の株価は13時を過ぎて1550円(52円安)前後で推移している。(HC)

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