【銘柄フラッシュ】エキサイトなど急伸し新規上場の3銘柄はそろって強い

株式市場 銘柄

 21日は、ノリタケカンパニーリミテド<5331>(東1)の14.2%高が東証1部の値上がり率トップとなり、まとまった資金を投入できる投資主体が注目を開始との見方があり、同社の燃料電池を用いてIHI<7013>(東1)が水素ではなくアンモニアを燃料とする発電に成功と伝えた5月22日付の日経産業新聞の報道などが蒸し返されたとされ注目が再燃。

 2位はオープンドア<3926>(東1)の9.4%高となり、国内日帰り旅行・体験・ホテルプラン比較サービスでスターツ出版<7849>(JQS)の女性向けサイト「OZmall(オズモール)」との連携を6月15日に発表し、以後、再び出直り傾向を強めており、これに対する期待が再燃したとの見方。

 3位はスター・マイカ<3230>(東1)の8.8%高となり、11時に第2四半期の業績見通しの増額修正を発表し、後場は一段高。

 【3銘柄が新規上場】コーア商事ホールディングス<9273>(東2・売買単位100株)は10時32分に公開価格2670円を49.8%上回る4000円で初値。あと4150円まで上げ、後場は売買交錯となり大引けは3605円。ZUU<4387>(東マ・売買単位100株)は後場も買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配値のまま上げる場合の本日上限の3680円で買い気配。公開価格1660円の2.3倍。SIG<4386>(JQS・売買単位100株)は14時54分に公開価格2000円の2.3倍の4665円で初値が付き、あと4965円まで上げて大引けは4820円となった。

 ヒラノテクシード<6245>(東2)は3日続伸し17.5%高。サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)ロシア大会の日本代表戦のテレビ映像が荒過ぎたとネット上で伝えられ、有機EL関連株としての注目が強まったとの見方や、薄膜シート成型機がセラミックコンデンサーの基礎になるセラミックグリーンシート用に繁忙との見方も。サイオス<3744>(東2)は業績回復のピッチが予想を上回るといった見方があり再び上値を指向し6.9%高。

 ALBERT<3906>(東マ)はAIチャットボットの納入拡大などが言われて後場寄り後に一段高となりストップ高の14.5%高と急伸。レントラックス<6045>(東マ)は5月の月次売上高の3ヵ月ぶり増勢転換などが注目されて12.1%高と反発。

 エキサイト<3754>(JQS)は新世代FXフォロートレードの提供を開始しフィンテック事業を第4の柱に育成との発表が好感されてストップ高の20.7%高。リーダー電子<6867>(JQS)は「波形モニター」などで先行し、一部観測として、大成建設<1801>(東1)が21日付で発表した「病院内の電波環境を可視化する技術を開発」に関連しているのではとの憶測が言われてストップ高の15.9%高。KeyHolder<4712>(JQS)は10.2%高の急反発。「AKB48」をプロデュースした秋元康氏の招聘などの材料が再燃したとの見方が出ていた。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■開発者や投資家に加え、警鐘を鳴らす識者やアーティストも選出、多様な視点でAIの未来を問う  米T…
  2. 【効率化の先に広がる新しい働き方のルール】 ■広がり始めた「AI格差」  生成AIの利用が急速に…
  3. ■R35 GT-R最終生産、累計4万8000台が築いた伝説  日産自動車<7201>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  2. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  3. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  4. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  5. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  6. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る