【株式市場】対ドルで円高目立ち日経平均は反落だが新規上場3銘柄は好調

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は1万9476円56銭(67円92銭安)、TOPIXは1575.81ポイント(6.65ポイント安)、出来高概算(東証1部)は22億6673万株

チャート5 19日後場の東京株式市場は、対ドルでの円高が鈍化気味になったため、キヤノン<7751>(東1)が徐々に下げ幅を縮め、前場は一時軟化したトヨタ自動車<7203>(東1)は堅調なまま安定的に推移し、日経平均も前場の一時231円78銭安(1万9312円70銭)からは時間とともに大きく戻す相場になった。東証マザーズ指数、日経JQSDAQ平均も軟調だが回復した。

 資本業務提携を好感して昨日ストップ高となった任天堂<7974>(東1)ディー・エヌ・エー<2432>(東1)はともに大幅続伸となり、ディー・エヌ・エーは2日続けてストップ高。公示地価の発表を受けて三菱地所<8802>(東1)が今年の高値を更新するなど不動産株が総じて高く、上場記念配のエクストリーム<6033>(東マ)はゲーム開発技術者の派遣が任天堂とディー・エヌ・エーの提携によって活発化する思惑も言われて急伸。ブロードバンドタワー<3776>(JQS)は米シリコンバレー企業との提携を引き続き好感して急伸した。

 <本日は3銘柄が新規上場>
ヒューマンウェブ<3224>(東マ、売買単位100株)はオイスターバーなどを展開し、9時19分に公開価格1800円に対し10%高の2010円で売買が成立し、高値は2244円、終値は1960円。
エスエルディー(3223、JASDAQ、売買単位100株)はカフェダイニングやライブハウスを展開し、9時33分に公開価格1650円に対し15%高の1903円で売買が成立し、高値は1950円、終値は1780円。
ショーケース・ティービー(3909、東マ、売買単位100)は買い気配のまま売買が成立せず、大引けは公開価格1800円に対し2.3倍の4140円の買い気配となった。

 東証1部の出来高概算は22億6673万株(前引けは12億89万株)、売買代金は2兆9453億円(同1兆5543億円)。1部上場1870銘柄のうち、値上がり銘柄数は471(同398)銘柄、値下がり銘柄数は1283(同1339)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は9業種(同2業種)となり、値上がり率上位の業種は、その他製品、パルプ・紙、不動産、サービス、石油・石炭、小売り、などだった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る