インフォメーション・ディベロプメントは調整一巡感、19年3月期2桁増収増益予想

株式市場 銘柄

 インフォメーション・ディベロプメント<4709>(東1)は、独立系の情報サービス会社で、システム運営管理事業やソフトウェア開発事業などを展開している。19年3月期は2桁増収増益予想である。株価は上値を切り下げたが、大きく下押すことなく調整一巡感を強めている。

■独立系の情報サービス会社

 独立系の情報サービス会社で、システム運営管理事業、ソフトウェア開発事業、その他事業(セキュリティ製品販売など)を展開している。18年1月には、医療系・カード系システム運用のフェスを、セゾン情報システムズから譲り受けて子会社化した。

 なお18年10月1日付で持株会社に移行する予定だったが、新設分割計画に関して法的要件を一部充足していないことが判明したため、6月14日に延期を発表している。
■19年3月期2桁増収増益予想

 19年3月期の連結業績予想は、売上高が18年3月期比13.3%増の263億円、営業利益が17.9%増の14億80百万円、経常利益が17.7%増の15億円、純利益が25.3%増の7億80百万円としている。金融分野の需要が高水準に推移し、子会社化したフェスの通期連結も寄与して2桁増収増益予想である。配当予想は18年3月期と同額の年間40円(期末一括)としている。

■株価は調整一巡感

 株価は3月高値1636円から反落して上値を切り下げたが、大きく下押すことなく1300円近辺で調整一巡感を強めている。6月27日の終値は1365円、今期予想連結PERは約19倍、時価総額は約164億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、出直りを期待したい。

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