【銘柄フラッシュ】ダイヤ通商が急伸し田淵電機はスポンサー登場期待が強く連日高

株式市場 銘柄

 4日は、東証1部の値上がり率1位が田淵電機<6624>(東1)の29.0%高となり、さきに事業再生ADRの手続き発表を受けて急落したが、前後して会社更生法の申請を発表した日本海洋掘削<1606>(東・整理銘柄)日本郵船<9101>(東1)による支援の可能性を伝えた観測報道を受けて急反騰したため、田淵電機にもスポンサー登場の可能性や期待が波及したとの見方。

 2位はヤマシタヘルスケアホールディングス<9265>(東1)の14.8%高となり、集計中の5月決算の見通しの大幅増額修正が注目されて朝はストップ高の20.6%高で始まった。

 3位はアイネット<9600>(東1)の8.2%高となり、建設系のITクラウドシステムなどで知られ、羽田空港と都心を結ぶ羽田直結鉄道の工期見通しなどをJR東日本が示したと伝えられ、地元近隣企業として注目が再燃したとの見方。

 セコニックホールディングス<7758>(東2)は4.3%高となり、監視カメラを手掛け、東海道新幹線などに監視カメラを設置する計画が伝えられ、材料視されたとの見方。サンコーテクノ<3435>(東2)は4.1%高と急反発し、コンクリート壁に打ち込む固定具の技術で先行し、JR東日本が羽田空港と都心を結ぶ羽田直結鉄道の工期見通しを10年などと見積もって発表したことなどが材料視されたとの見方。

 ユーザベース<3966>(東マ)は13.8%高となり、米経済メディア「Quartz」買収が注目されて急伸。グレイステクノロジー<6541>(東マ)は7.2%高となり、6月中旬に東証の「本則市場」(東証1部または2部)への変更予備申請を提出したと発表しており、これが蒸し返されたとの見方。

 ダイヤ通商<7462>(JQS)はサービスステーションのSSヨンク大塚(東京都豊島区)など売却が材料視されてストップ高の29.5%高。エフティグループ<2763>(JQS)は今3月期の最高益更新見通しに加え、18年6月22日から同年9月30日まで自社株買いを執行中のため買い安心感が強いとされて7.7%高となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る