【株式市場】中国の元安誘導などが影響し日経平均は100円高から一時200円安まで急落

株式

◆日経平均は2万2652円42銭(112円26銭安)、TOPIXは1744.85ポイント(4.74ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億5208万株

 20日(金)前場の東京株式市場は、来週から本格化する4~6月期の業績発表に期待が強いとされ、日経平均は10時過ぎに105円30銭高(2万2869円98銭)まで上げた。しかし、その後は、中国人民銀行が「元」の基準値を対ドルで約1年ぶりの元安水準に設定したと伝わったことなどが言われてコマツ<6301>(東1)が下げ幅を広げるなどで、日経平均も急速に値を消し、11時前には204円51銭安(2万2560円17銭)まで下押した。前引けも112円26銭安(2万2652円42銭)。東証2部指数、マザーズ指数、日経JQ平均もそろって安い。

 イワキ<8095>(東1)が業績上振れ期待などから出直りを強め、メルカリ<4385>(東マ)は累計出品数10億品突破やJPモルガンAMの大量保有などが材料視されて続伸。ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング<7774>(JQG)はヒト3次元角膜培養上皮に関する発表が材料視されて急伸し、細胞培養シートのセルシード<7776>(JQG)も高い。

 東証1部の出来高概算は6億5208万株。売買代金は1兆1822億円。1部上場2103銘柄のうち、値上がり銘柄数は746銘柄、値下がり銘柄数は1248銘柄となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る