【業績で見る株価】営業代行が主力のエヌリンクスは19年2月期増収増益予想

■18年4月にJASDAQ上場

 エヌリンクス<6578>(JQ)は、NHKの受信契約・収納代行などの営業代行事業を主力としている。18年4月東証JASDAQに新規上場した。19年2月期は新規案件獲得などで増収増益予想である。株価はIPO人気が一巡して安値圏だが、IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。

■NHK受信契約・収納代行が主力

 18年4月東証JASDAQに新規上場した。日本放送協会(NHK)からの放送受信料の契約・収納代行などの営業代行事業を主力として、チャットシステムを利用したお部屋探しサイト「イエプラ」運営とゲーム攻略サイト「アルテマ」運営のメディア事業も展開している。

■19年2月期増収増益予想

 19年2月期の非連結業績予想は、売上高が18年2月期比22.6%増の48億52百万円、営業利益が11.5%増の3億51百万円、経常利益が6.8%増の3億38百万円、純利益が13.6%増の2億30百万円としている。営業代行事業における新規案件獲得、営業エリア拡大、メディア事業における新規顧客獲得などで増収増益予想である。

 第1四半期は売上高が12億92百万円、営業利益が1億70百万円、経常利益が1億64百万円、純利益が1億05百万円だった。通期予想に対する進捗率は売上高が26.6%、営業利益が48.4%と順調である。通期ベースで好業績を期待したい。

■株価は落ち着きどころを探る段階

 株価はIPO人気が一巡して安値圏だが、IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。7月30日の終値は2335円で、今期予想PERは約23倍、時価総額は約55億円である。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■北海道大樹町で飛行、安全性と着地精度を実証  ホンダ<7267>(東証プライム)の研究開発部門で…
  2. ■自社で自動運転システムを持たない企業にも施工自動化を提供  日立建機<6305>(東証プライム)…
  3. ■年間約36万人が犠牲に、二輪事故対策が急務  豊田合成<7282>(東証プライム)は6月11日、…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る