【業績で見る株価】ネイルサロンを展開するコンヴァノは19年3月期大幅増収増益予想

■下値は切り上げている

 コンヴァノ<6574>(東マ)は、ネイルサロン「ファストネイル」をチェーン展開している。18年4月東証マザーズに新規上場した。19年3月期は新規出店などで大幅増収増益予想である。株価はIPO時の高値から上値を切り下げたが、一方では下値も切り上げている。IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。なお8月14日に第1四半期決算発表を予定している。

■ネイルサロンをチェーン展開

 18年4月東証マザーズに新規上場した。ネイルサロン「ファストネイル」をチェーン展開するネイル事業、およびCM動画放映や試供品配布などのメディア事業を展開している。

 ネイルサロンは安定した品質、低価格、スピード感などを特徴として、三大都市圏(関東、関西、東海)の商業施設内中心に店舗展開している。18年3月期末の店舗数は47店舗(うちFC1店舗)である。

 自社開発WEB予約システムによる集客、分業化による高効率オペレーション、自社育成機関による短期間でのプロネイリスト育成などで収益力向上を図っている。

■19年3月期大幅増収増益予想

 19年3月期連結業績(IFRS)予想は、売上収益が18年3月期比16.0%増の23億30百万円、営業利益が59.7%増の2億30百万円、親会社所有者帰属当期利益が54.6%増の1億40百万円としている。18年3月期出店店舗の通期寄与、および19年3月期の新規出店などで大幅増収増益予想である。好業績を期待したい。

■株価は落ち着きどころを探る段階

 株価はIPO時の高値から上値を切り下げたが、一方では下値も切り上げている。IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。7月30日の終値は1997円、今期予想連結PERは約32倍、時価総額は約44億円である。(MM)

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