【株式市場】日銀の動向など注視されるが好業績株が強く日経平均は大きく持ち直す

株式

◆日経平均は2万2476円72銭(68円12銭安)、TOPIXは1752.64ポイント(15.51ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億9827万株

チャート9 31日(火)前場の東京株式市場は、日銀の金融政策決定会合(30~31日)で多少の金利上昇をともなう微調整が出てくる可能性などが言われ、注目される中で、NYダウの2日続落もあり、日経平均は72円安で始まった後9時40分頃に192円63銭安(2万2352円21銭)まで下押す場面があった。ただ、第1四半期決算が大幅増益だったTDK<6762>(東1)は10時過ぎから堅調転換し、25日に発表済みのファナック<6954>(東1)は3日続伸基調など、日経平均構成銘柄の中に強い銘柄があり、日経平均も大きく持ち直して前引けは68円12銭安(2万2476円72銭)となった。東証2部指数、日経JQ平均は安いが、マザーズ指数は高い。

 カプコン<9697>(東1)が第1四半期の大幅増益など注目されて実質上場来の高値に進み、デファクトスタンダード<3545>(東マ)は東証1部への移籍のための要件を充足させる株式売り出しなどが注目されて活況高。エムティジェネックス<9820>(JQS)は7月中下旬の急騰相場の第二幕とされて急出直り。

 東証1部の出来高概算は6億9827万株。売買代金は1兆1783億円。1部上場2103銘柄のうち、値上がり銘柄数は434銘柄、値下がり銘柄数は1607銘柄となった。(HC)

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