マニーは調整一巡感、18年8月期増収増益予想で19年8月期も収益拡大基調

株式市場 銘柄

 マニー<7730>(東1)はサージカル関連製品、アイレス針関連製品、デンタル関連製品を展開している。18年8月期は全セグメントとも好調に推移して増収増益予想である。そして19年8月期も収益拡大基調だろう。株価は調整一巡感を強めている。上値を試す展開を期待したい。

■サージカル関連、アイレス針関連、デンタル関連を展開

 眼科ナイフなどのサージカル関連製品、手術用縫合針などのアイレス針関連製品、歯科用根管治療機器などのデンタル関連製品を展開している。18年2月期の売上構成比は、サージカル関連製品25%、アイレス針関連製品27%、デンタル関連製品49%である。

 なお7月19日にドイツの連結子会社SDGの株式を譲渡すると発表している。グループ内で相対的に利益率が低い状況が続いているため、経営資源の集中を図ることがグループの企業価値向上に資すると判断した。

■18年8月期増収増益予想、19年8月期も収益拡大基調

 18年8月期の連結業績予想(7月5日に上方修正)は、売上高が17年2月期比16.1%増の199億30百万円、営業利益が18.5%増の50億47百万円、経常利益が9.6%増の50億67百万円、純利益が8.2%増の35億87百万円としている。全セグメントとも好調に推移して増収増益予想である。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比20.8%増の149億66百万円、営業利益が21.3%増の38億31百万円、経常利益が12.8%増の38億71百万円、純利益が10.7%増の27億19百万円だった。サージカル関連が15.5%増収、アイレス針関連が36.0%増収、デンタル関連が15.3%増収と、全セグメントが好調に推移した。

 修正後の通期予想に対する進捗率は売上高が75.1%、営業利益が75.9%となる。通期ベースでも好業績が期待される。そして19年8月期も収益拡大基調だろう。

■株価は調整一巡感

 株価は6月高値5440円から反落したが、5000円近辺で推移して調整一巡感を強めている。7月31日の終値は4805円、今期予想連結PERは約44倍、時価総額は約1712億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。調整一巡して上値を試す展開を期待したい。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る