【株式市場】後場も円安続き好決算銘柄も強く日経平均は221円高まで上げて大幅続伸

株式

◆日経平均の終値は2万2746円70銭(192円98銭高)、TOPIXは1769.76ポイント(16.47ポイント高)、出来高概算(東証1部)は17億6725万株

チャート13 8月1日後場の東京株式市場は、円相場が1ドル112円台へとジリジリ円安傾向を続けた上、昼前に四半期決算を発表した帝人<3401>(東1)や13時に発表した王子ホールディングス<3861>(東1)が一段と強含むなど、好業績株への反応が強く、日経平均は14時にかけて221円75銭高(2万2775円47銭)まで一段高となった。大引けも大幅高で2日続伸。東証2部指数も高い。半面、東証マザーズ指数、日経JQ平均は軟調。

 後場は、対ドルでの円安は逆風とされるソニー<6758>(東1)が円安進行にもかかわらず高値圏で推移し、新日鐵住金<5401>(東1)などの鉄鋼株はインド政府から現地生産化の要請との報道を受けて一段とジリ高。大手銀行株は日銀の金融政策が好感されて続伸基調。アドウェイズ<2489>(東マ)は第1四半期決算の大幅増益を受けてストップ高。ジェイホールディングス<2721>(JQS)は先に6月中間期の業績見通しを増額したことなどが注目されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は17億6725万株(前引けは8億5025万株)。売買代金は2兆9652億円(同1兆4147億円)。1部上場2103銘柄のうち、値上がり銘柄数は1144(同1024)銘柄、値下がり銘柄数は888(同985)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は22業種(前引けは21業種)となり、値上がり率上位は、鉄鋼、非鉄金属、その他製品、銀行、保険、海運、パルプ・紙、卸売り、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る