アルトナーは調整一巡して上値試す、19年1月期2桁増益予想で上振れ余地

株式市場 銘柄

 アルトナー<2163>(東1)は、輸送用機器や電気機器分野を中心として、設計開発・ソフトウェア開発の技術者派遣事業を展開している。需要が高水準に推移して19年1月期2桁増益予想である。そして上振れ余地がありそうだ。株価は調整一巡して上値を試す展開が期待される。

■技術者派遣事業を展開

 輸送用機器や電気機器などの分野を中心として、機械設計開発、電気・電子設計開発、ソフトウェア開発の技術者派遣事業(常用型、登録型)および請負・受託事業を展開している。

■19年1月期2桁増益予想で上振れ余地

 19年1月期非連結業績予想は、売上高が18年1月期比7.0%増の61億70百万円、営業利益が12.8%増の7億68百万円、経常利益が11.8%増の7億72百万円、純利益が10.5%増の5億31百万円としている。
 第1四半期は、売上高が前年同期比8.4%増の14億99百万円で、営業利益が5.2%増の2億05百万円、経常利益が5.4%増の2億06百万円、そして純利益が4.1%増の1億42百万円だった。自動車・自動車部品メーカーを中心に技術者要請が増加し、主力の技術者派遣事業における稼働人員の増加、技術者単価の上昇で増収増益だった。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高24.3%、営業利益26.7%、経常利益26.8%、純利益26.8%と順調である。需要が高水準に推移して通期予想に上振れ余地がありそうだ。

■株価は調整一巡して上値試す

 株価(18年4月1日付で株式2分割、18年7月3日付で東証2部から東証1部に市場変更)は、4月の上場来高値1367円から反落して1200円近辺でモミ合う形だが、徐々に下値を切り上げて調整一巡感を強めている。

 8月2日の終値は1152円、今期予想PERは約23倍、時価総額は約122億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインだ。調整一巡して上値を試す展開が期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る