【新規上場(IPO)銘柄】 RPAホールディングス)は「BizRobo!LAND2018」を開催、目先売り一巡し需給は改善へ

株式市場 IPO 鐘

 RPAホールディングス<6572>(東マ)は、本年3月27日に東京証券取引所マザーズに上場。同社は、純粋持株会社であるRPAホールディングス株式会社と、事業を担う連結子会社5社で構成され、ロボットアウトソーシング事業、アドネットワーク事業、セールスアウトソーシング事業、コンサルティング事業を展開している。

 7月13日大引け後に発表済みの今2019年2月期第1四半期業績実績は、売上高17億8400万円、営業利益1億9800万円、経常利益1億9600万円、純利益1億2400万円に着地。ロボットアウトソーシング事業では、既存顧客による既存顧客による「BizRobo!」の追加導入、及び直接販売、パートナー販売による新規顧客への「BizRobo!」の新規導入が順調に推移している。アドネットワーク事業では、既存顧客への提案活動など営業活動に取り組み、受注の維持・拡大が順調に推移している。

 今19年2月期業績予想は、売上高72億0700万円(前期比72.1%増)、営業利益6億5800万円(同41.6%増)、経常利益6億5500万円(同45.6%増)、純利益4億3500万円(同48.6%増)を見込む。第1四半期は、ロボットアウトソーシング事業、アドネットワーク事業が好調に推移しており、売上高は当初計画を17.4%上回る見通し。利益面では、「BizRobo!」導入に伴う導入業務、運用・保守業務を行うエンジニアリング業務に関する外注費の増加及びロボットアウソーシング事業の拡大に伴う人材採用費、マーケティング活動強化のための広告宣伝費、人員増に伴うシステム費、オフィス等への積極的な投資を行うこと計画しており、営業利益・経常利益・純利益は当初計画を据え置いている。年間配当は未定としている。

 株価は、4月5日につけた上場来の高値19990円から7月30日に上場来安値11000円と調整。11000円どころを下値にモミ合っている。8月6日に同社は、同社の子会社RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)/デジタルレイバーとの協働によるWork Life Integrationを体験するイベント「BizRobo!LAND2018」を、9月12日(水)、13日(木)に開催すると発表しており、同社に対する関心が再度高まると期待する。目先処分売りは一巡した感があり、需給は改善しつつある。リバウンド狙いでここからの押し目に注目したい。(株式評論家・信濃川)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る