【新社長の長期ビジョン】JPホールディングス:古川新社長のもと2025年3月期の売上高1000億円めざす

■「長期経営ビジョン2025」および「中期経営計画」を策定

 保育園運営の最大手、JPホールディングス<2749>(東1)はこのほど、「長期経営ビジョン2025」および「中期経営計画」(2019年3月期~21年3月期)を策定し、6月に就任した新社長・古川浩一郎氏(写真)のもとで、2025年3月期の連結売上高目標1000億円(19年3月期の予想は300億円)などに向けて既存事業の更なる質的成長、事業構造の改革、などを推進するとした。

 「長期経営ビジョン2025」では、子育て支援事業の更なる質的成長と既存事業の拡大(新規開設・資本提携)、事業構造改革による経営基盤の強化、新しいビジネス価値の創出(新規ビジネスの開発、周辺事業を絡めた業務提携、資本提携)などを推進し、2025年3月期の連結売上高1000億円規模をめざす。

 また、「中期経営計画」では、新経営体制への移行を機に、経営の効率化を目指した組織改編、事業構造改革をもとに、更なる良質な子育て支援サービスの提供を図り、広く社会に貢献するとともに新たな事業を育て収益基盤の拡大を図り、(1)安全対策の強化および保育の質の更なる向上、(2)新規開設および既存施設の保育士増員による受入児童数拡大、(3)人材への投資拡大:採用活動の強化、人材システムの見直し、(4)子育て支援業界および教育産業業界でのシナジー施策(業務提携・資本提携)、などを進める。

 また、さる5月の前期決算発表の段階では、取締役の選任に係る株主提案などの都合により未定としていた今3月期の連結業績見通しも発表し、売上高は前期比12.0%増の300.01億円、営業利益は同41.8%増の18.47億円、純利益は同7.7%増の9.80億円、1株利益は11円52銭、とした。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る