【株式市場】米中貿易協議の進展など注目され日経平均は朝方148円高のあとも堅調に推移

株式

◆日経平均は2万2309円65銭(117円61銭高)、TOPIXは1698.55ポイント(11.40ポイント高)、出来高概算(東証1部)は5億8672万株

 17日(金)前場の東京株式市場は、中国商務次官が貿易協議のため8月下旬に訪米と16日に伝えられたことや、これを受けたNYダウの大幅続伸などが好感され、株価指数の先物が先行高し、日経平均は取引開始直後に148円91銭高(2万2340円95銭)まで上げた。大手銀行株が上げ、協和発酵キリン<4151>(東1)は赤血球造血因子製剤の製造販売承認を好感して急伸など、材料株も強い。日経平均は上げ幅100円台を保ち、前引けも117円61銭高(2万2309円65銭)となった。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均もそろって高い。

 7月の訪日外客数の伸び率は鈍化したものの、資生堂<4911>(東1)は早速反発するなどインバウンド関連銘柄が強く、ソレイジア・ファーマ<4597>(東マ)は「エピシル口腔用液」の権利を韓国でも入手し日・中・韓で展開することなどが材料視されて活況高。ホロン<7748>(JQS)は第1四半期の大幅な黒字化決算発表から急伸しており、遂に需給ひっ迫の見方でストップ高。

 東証1部の出来高概算は5億8672万株。売買代金は8935億円。1部上場2104銘柄のうち、値上がり銘柄数は1498銘柄、値下がり銘柄数は500銘柄となった。(HC)

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