アズ企画設計は底打ち期待、19年2月期営業・経常増益予想

株式市場 銘柄

 アズ企画設計<3490>(JQ)は、収益賃貸マンションやビジネスホテルなどを売買する不動産販売事業を主力としている。19年2月期営業・経常増益予想である。株価は安値を更新する展開だが、IPO時の高値から3分の1水準で底打ちを期待したい。

■不動産販売事業を展開

 18年3月東証JASDAQに新規上場した。首都圏1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)エリアを中心に、収益賃貸マンションやビジネスホテルなどを売買する不動産販売事業を主力として、不動産賃貸事業、不動産管理事業も展開している。収益面では下期偏重の特性がある。

■19年2月期営業・経常増益予想

 19年2月期の非連結業績予想は、売上高が18年2月期比27.6%増の81億38百万円、営業利益が8.9%増の4億36百万円、経常利益が8.4%増の3億82百万円、純利益が20.0%減の2億19百万円としている。
 第1四半期は売上高が16億04百万円、営業利益が76百万円、経常利益が61百万円、純利益が32百万円だった。前年同期との比較で見れば、売上高は販売用不動産の売却で80.8%増収、営業利益は前年同期の高利益率物件売却の反動や販管費の増加で16.7%営業減益だった。ただし概ね計画水準としている。

 通期ベースでは不動産販売事業が牽引して大幅増収、販管費の増加を吸収して営業・経常増益予想である。純利益は特別利益が一巡して減益予想としている。通期ベースで好業績を期待したい。

■株価はIPO時の高値から3分の1水準で底打ち期待

 株価はIPO人気が一巡して安値を更新する展開だ。8月21日には1851円まで下押した。ただしIPO時の3月高値5410円から3分の1水準まで下押してほぼ底値圏だろう。8月22日の終値は1921円、今期予想連結PERは約8倍、時価総額は約18億円である。底打ちを期待したい。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る