ハウスドゥが後場一段高、自己資本比率の大幅向上など改めて見直される

株式市場 銘柄

■「ハウス・リースバック」事業など急拡大し今期も連続最高益の見込み

 ハウスドゥ<3457>(東1)は23日の後場、一段高となり、13時を過ぎて7%高の2398円(166円高)まで上昇。2日続伸基調となって出直りを強めている。不動産をより柔軟に活用する方法として、家の売却契約を交わして資金を融通したあとも従来のまま住み続けられる「ハウス・リースバック」事業などを展開。売上高、各利益とも連続最高を更新する見込みであることなどが改めて見直されている。

 2018年6月期の決算は8月13日に発表し、連結売上高は225.2億円(前期比33.7%の増加)だった。今期・19年3月期の見通しも2ケタ増の274.9億円(同22.1%の増加)を計画する。うち、「ハウス・リースバック」事業は、世の中の人口構成の変化や不動産に関する価値観の多様化などを映して急拡大を続けており、同事業の売上高は18年6月期に57.2億円(同2.04倍)となったのに続き、今期は98億円(同71%の増加)前後を見込んでいる。最終的に買い取った物件については、不動産特定共同事業法スキームによる不動産ファンドに売却することで、収益と財務内容を同時に向上させる。自己資本比率は17年6月期の13.7%から、18年6月期は31.6%へと大幅に向上した。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る