【新規上場(IPO)銘柄】マネジメントソリューションズは9月14日に第3四半期決算を発表、リバウンド幅を拡げるか注目

株式市場 IPO 鐘

 マネジメントソリューションズ<7033>(東マ)は、7月23日に東京証券取引所マザーズに上場。同社は、マネジメントコンサルティング、プロジェクトマネジメント実行支援、プロジェクトマネジメントトレーニングを行っている。「1st wave」として経営戦略の専門家としての戦略コンサルティング事業が誕生し、1990年代以降は「2nd wave」として、情報技術の革新「IT化」に伴いシステムインテグレーターや会計事務所がITコンサルティング事業が成長、2010年代以降は「3rd wave」として、戦略実行型マネジメントコンサルティングによって、企業組織の経営層から現場までを幅広く支援することで、様々な問題を解決するコンサルティングを行っている。

 同社グループの主力事業であるコンサルティング事業においては、顧客企業と同社グループの間で業務委託契約または人材派遣契約を締結し、同社グループ社員を当該業務に従事させているほか、一部の業務委託契約においては、当該業務の一部を外部パートナーへ再委託している。顧客企業からの依頼は、プロジェクトマネジメントの実行支援案件が多く、マネジメントスキルの高い人材を従事させることにより、プロジェクトマネジメントにおける課題を解決するサービスを提供している。

 今2018年10月期第2四半期業績実績は、売上高13億7300万円、営業利益9700万円、経常利益9700万円、純利益5900万円に着地。プロジェクトマネジメント支援に対する需要の引き続きの増加を背景に、顧客からの引き合いが、前年を上回り、それに対応するために、積極的に採用活動を進め、プロジェクトマネジメント実行支援の経験者28名を採用したことで、稼動工数が増加している。

 今18年10月期業績予想は、売上高27億4100万円(前期比8.5%増)、営業利益2億5100万円(同28.0%増)、経常利益2億4500万円(同29.5%増)、純利益1億5800万円(同46.5%増)を見込む。年間配当は、無配を予定している。

 株価は、上場初日の7月23日につけた高値4560円から8月22日に上場来安値2300円まで約5割の調整を挟んで上昇している。公開価格2100円を前に切り返す動きで、目先換金売りは一巡した感がある。プロジェクトマネジメントの分野においては、引き続きプロジェクトマネジメントの導入、及び全社的なプロジェクトマネジメントの導入の検討が堅調に推移しており、今後も成長する見通し。9月14日に予定される第3四半期決算の発表で好業績が確認されれば、リバウンド幅を拡げる可能性はあり、押し目買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家・信濃川)

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