日本ギアは株主優待の保有株数を引き上げたため急落だが出来高急増

株式市場 銘柄

■下値では「買い」を敢行する参加者が一挙に急増

 日本ギア工業<6356>(東2)は9月3日、11%安の480円(60円安)で始まったが、、10時を過ぎては490円(50円安)前後で推移し、出来高が急増している。31日の取引終了後、株主優待制度の変更を発表し、経営環境を踏まえ、優待対象の株主の保有株数を現行の「100株(1単元)以上」から「200株(2単元)以上」とした。

 朝一番は売り先行となったが、始値を下値に持ち直しており、出来高が激増している。業績は2018年3月期に大幅な減益となったが、今期・19年3月期は総じて復調する見込みだ。配当については触れていない。株式市場は、様々な見方(相場観)の投資家が参加して売りと買いが合致した結果、価格が形成され、売りたい人は、これに応じた買い手が現れなければ売却できない。出来高の急増は、「買い」を敢行する参加者が一挙に急増したことを示している。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  2. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  3. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  4. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  5. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  6. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る