エムスリーは分割相場への期待再燃とSMO事業の拡大などが材料視されて上場来の高値

株式市場 銘柄

■10月の株式分割(1株を2株に分割)の基準日を9月28日と発表

 エムスリー<2413>(東1)は9月3日の後場、一段と強含む場面を見せ、14時40分を過ぎては5030円(135円高)前後で推移。株式分割などを調整後の上場来高値を約5か月ぶりに更新した。

 株価材料が2件、出現しており、一つは株式分割への期待再燃。すでに7月に株式分割(1株を2株に分割)を10月に実施すると発表済みだが、1日付で、この株式分割の権利の基準日を2018年9月30日(同日は株主名簿管理人の休業日につき、実質的には2018年9月28日(金曜日))と定め公告すると発表。分割取り相場への期待が再燃した。

 もうひとつは、新日本科学<2395>(東1)が8月31日付で、臨床試験の支援などを行う100%子会社・新日本科学SMOの全株式をエムスリーに譲渡することを決議と発表したこと。SMO業界では大手への集約が進んでいるとされ、より効率的な事業展開が可能になることが期待されている。新日本科学も続伸して戻り高値を更新している。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  2. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  3. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  4. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  5. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  6. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る