【株式市場】日経平均は前場253円高まで上げ後場も高値圏で推移し大幅に反発

株式

◆日経平均の終値は2万2821円32銭(216円71銭高)、TOPIXは1710.02ポイント(18.70ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億4675万株

■新規上場のマリオン、香陵住販はそろって初値がつき公開価格を上回る

チャート13 9月13日後場の東京株式市場は、トヨタ自動車<7203>(東1)三菱商事<8058>(東1)などが米中貿易摩擦の緩和期待などを受けて一段と強含んだ半面、ファナック<6954>(東1)などは上げ一服の様子になり、日経平均は200円高前後を保ちながらも一進一退で推移した。大引けは、日経平均の0.96%高に対しTOPIX(東証株価指数)は1.11%高となり共に大きく反発。重かったTOPIXが追い上げる形になった。東証2部指数、日経JASDAQ平均は高いがマザーズ指数は小安い。

 後場は、ヘリオステクノHD<6927>(東1)が引き続き広帯域の波長で光る世界初のLED素子開発を材料に一段高の続伸となり、台風災害や地震災害を受けて大日本コンサルタント<9797>(東2)はストップ高。そーせいグループ<4565>(東マ)は大株主の五味大輔氏の買い増しを巡り思惑再燃とされて出直り拡大。大塚家具<8186>(JQS)は後場いきなり急伸。

 13日に新規上場となったマリオン<3494>(JQS・売買単位100株)は10時45分に公開価格2380円を60%上回る3800円で初値がついた。高値は前場3860円まで上げ、終値は3155円。同じく、香陵住販<3495>(JQS・売買単位100株)は9時25分に公開価格を16%上回る1970円で初値がつき、高値は前場の1977円、終値は1701円となった。
 
 東証1部の出来高概算は13億4675万株(前引けは6億6320万株)。売買代金は2兆3463億円(同1兆1209億円)。1部上場2108銘柄のうち、値上がり銘柄数は1511(同1339)銘柄、値下がり銘柄数は513(同666)銘柄。

 また、東証33業種別指数は32業種が値上がり(前引けも32業種が値上がり)し、値上がり率上位の業種は、鉱業、ゴム製品、海運、石油・石炭、卸売り、電力・ガス、非鉄金属、鉄鋼、情報・通信、などとなった。安い業種はその他製品、のみだった。(HC)

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