【ハウスドゥ】リバースモーゲージ「ゆうゆう人生」の保証事業で知多信用金庫と提携

◆東海エリアで初めて、第4弾となる金融機関との提携

 不動産事業を全国で展開するハウスドゥ<3457>(東1)の連結子会社フィナンシャルドゥは9月19日、知多信用金庫(愛知県半田市、通称:ちたしん)と提携し、10月1日(予定)から同信用金庫が提供するリバースモーゲージ「ゆうゆう人生」に対する不動産担保評価および債務保証を行うと発表した。

 リバースモーゲージに関する金融機関との提携は、大阪信用金庫(2017年10月2日提携)、大阪商工信用金庫(18年4月20日提携)、飯能信用金庫(埼玉県、18年5月31日提携)に続き4件目。東海エリアでは初めてになる。

 リバースモーゲージは、現金化しづらい資産とされる不動産をうまく活用する方法のひとつで、自宅などを担保に、そこに住み続けながら金融機関から融資を受けられるシニア世代向けの金融制度。毎月の返済は金利のみを支払い、元金の返済は、借入れた人の死去後に担保とした自宅などを売却することなどにより返済に充てる。

 不動産を巡る価値観の多様化や高齢化が進む日本において、老後の生活費や有料老人ホームの入居費用など様々な使途に活用できる資金調達方法として、大手金融機関をはじめ取扱い機関が増加しており、注目を集めている。

 一方、リバースモーゲージは、利用期間が長期間と想定され、また元金の返済に不動産の売却が伴う仕組みであるため、不動産の処分を専門としない金融機関は、対象物件の制限や担保評価に対する融資限度額の査定に慎重になることが多く、導入から30年以上を経過している現在でも市場へ浸透しているとは言い難いのが現状だ。

 その課題に対して、不動産売買のノウハウと全国500店舗を超える不動産販売網を持つ「ハウスドゥ!」グループであるフィナンシャルドゥが担保評価および債務保証を行うことで、グループのネットワークを活用した適正な査定と不動産処分を行うことができ、金融機関のリバースモーゲージの提供を促進することができる。

 フィナンシャルドゥでは、今後も、その他金融機関との提携を進め、ハウス・リースバックや不動産担保ローンとともに資金ニーズに対して不動産を活用できる「不動産+金融」の取り組みとして、リバースモーゲージ保証事業を積極的に展開し、シニア層に向けたサービスの拡充と不動産を活用した資金提供により日本経済の活性化に貢献するとしている。(HC)

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