【IR企業情報】<ハウスドゥ>株式上場の地方銀行とリバースモーゲージで初の提携

◆大光銀行の「たいこうリバースモーゲージローンⅢ」に対する不動産担保評価など開始

 不動産事業を全国で展開するハウスドゥ<3457>(東1)の連結子会社フィナンシャルドゥは、2018年9月21日、株式会社大光銀行<8537>(東1)と提携し、2018年10月1日から同行が提供するリバースモーゲージ「新潟R住宅連携商品・たいこうリバースモーゲージローンⅢ」に対する不動産担保評価および債務保証を行うと発表した(新潟R住宅は脚注参照)。

 フィナンシャルドゥは、すでに信用金庫4庫(大阪信用金庫、大阪商工信用金庫、飯能信用金庫、知多信用金庫:提携年月日順)と提携しているが、株式を上場する地方銀行との提携はこれが初めてになる。

◆新潟県の住宅ストックの活性化を通じて地方創生にも寄与

 リバースモーゲージは、現金化しづらい資産とされる不動産をうまく活用する方法のひとつで、自宅などを担保に、そこに住み続けながら金融機関から融資を受けられるシニア世代向けの金融制度。

 大光銀行は、空き家対策、住宅の維持管理、中古住宅市場の研究・整備等の事業を目的とした新潟県不動産流通活性化連携協議会(以下、同協議会)に参画しており、同協議会で行う「住宅ストック維持・向上促進事業」(国土交通省の支援事業)の一環として中古住宅等の流通活性化につながる金融商品の開発を進めてきた。

 今回の提携では、同行と共に同協議会に参画する新潟県宅地建物取引業協会の会員(以下、同協会員)とも連携し、ハウスドゥ!グループおよび同協会員のネットワークを活用した査定と不動産流通を行う事で、高齢者の資金需要に応え、空き家対策等を通じた地方創生にも寄与することが期待される。

 フィナンシャルドゥは、今後も、より多くの金融機関との提携を実現させることで、リバースモーゲージ保証事業の成長を図り、市場のニーズが高まるシニア層に向けた商品の拡充と、不動産を活用したサービスの提供で、日本経済の活性化に貢献していくとした。

【脚注・新潟R住宅】新潟県民に良質な住環境の提供を目的として、価格査定、瑕疵担保保険、建物維持管理などを実施することにより、住宅の性能などについて新潟県不動産流通活化連携協議会から客観的な評価と認定を受けた住宅。(HC)

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