【話題株】プレミアグループは風水害によるクルマの修理・再購入など思惑視され高値更新

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■「株は連想ゲーム」、塩害の報道もあり想像を巡らせる

 プレミアグループ<7199>(東2)は10月5日の前場、出直りを強めて4720円(215円高)まで上げ、10月1日以来の上場来高値更新となった。中古車向けオートクレジット(自動車ローン)などを手掛け、「会社四季報」(東洋経済新報社)の業績予想は19年3月期、20年3月期とも大幅増益。このところは、7月以降の記録的な豪雨水害や大型台風の相次ぐ襲来、大阪、北海道の地震などを受け、クルマの修理、廃車・再購入などが活発化する可能性を期待材料にして注目する様子がある。

 今年、2018年は、大型の台風が相次いで襲来し、自動車ディーラーの被害も少なくないとされている。10月5日付の日本経済新聞・朝刊は、「台風で『塩害』、生活むしばむ」と題した記事で、「千葉市美浜区のガソリンスタンドでは1日以降、2台ある洗車機がフル稼働。付着した塩を落とそうと順番待ちの車が列を作った」とし、海に近い地域のクルマに思わぬ塩害が及んでいる様子を伝えた。

 市場関係者の間では、「株は連想ゲーム」とばかり、想像をたくましくして注目できそうな銘柄を探す様子があり、建設・土木、地質調査関連株などのほか、塩害によるサビ対策のナカボーテック<1787>(JQS)、中古車ガリバーのIDOM<7599>(東1)、千葉県本社の自動車ディーラー、ファミリー<8298>(JQS)、などをチェックする様子がある。

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