LITALICOは目先的な売り一巡して反発期待、19年3月期増収増益予想

株式市場 銘柄

 LITALICO<6187>(東1)は、障害者向け就労支援事業および教育事業を展開している。19年3月期増収増益予想である。株価は10月1日の上場来高値から急反落の形となったが、目先的な売り一巡して反発を期待したい。

■障害者向け就労支援事業および教育事業を展開

 障害者向け就労支援事業および教育事業を展開し、障害のある当事者に直接届ける「LITALICOワークス」「LITALICOジュニア」の店舗サービスを主力としている。

 18年5月発表の新事業方針では、インターネットプラットフォーム「LITALICO発達ナビ」「LITALICO仕事ナビ」を軸に、障害分野のトータルソリューション(当事者向けサービス、家族向けサービス、福祉施設向けサービス)展開を推進するとしている。

■19年3月期増収増益予想で1Q高進捗率

 19年3月期の連結業績予想は、18年3月期の非連結業績との比較で、売上高が17.6%増の122億12百万円、営業利益が9.2%増の8億16百万円、経常利益が7.6%増の8億36百万円、純利益が14.0%増の5億70百万円としている。インターネットプラットフォームを軸に障害分野のトータルソリューション展開を推進し、既存の店舗サービスも新規出店で拠点拡大する。先行投資負担を吸収して増収増益予想である。

 第1四半期は売上高が29億73百万円、営業利益が3億04百万円、経常利益が3億08百万円、純利益が2億06百万円だった。そして通期予想に対する進捗率は売上高24.3%、営業利益37.3%、経常利益36.8%、純利益36.1%と高水準だった。通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は目先的な売り一巡して反発期待

 株価は10月1日の上場来高値2806から急反落の形となった。利益確定売りが優勢になったようだ。10月5日の終値は2233円、今期予想連結PERは約69倍、時価総額は約391億円である。週足チャートで見ると大陰線を引いたが、13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。目先的な売り一巡して反発を期待したい。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る