リソー教育は業績見通しの増額など好感されて5年ぶりの高値水準に進む

株式市場 銘柄

■既存校も含めて在籍生徒数が増加し特に「伸芽会」の伸びが顕著と

 リソー教育<4714>(東1)は10月10日、上値を追い、10時過ぎには6%高の1014円(53円高)まで上げて2013年以来の1000円台に進んでいる。9日の取引終了後に第2四半期の連結決算(2018年3~8月、累計)を発表し、経常利益が前年同期比35%増加するなど好調。2月通期の見通しを全体に増額修正したため、注目集中となった。

 発表によると、第2四半期累計期間は、首都圏サテライト校戦略により主力のTOMAS(完全1対1の進学個別指導塾)で、校舎数が80校を突破し、既存校も含めて在籍生徒数が増加した。グループ会社では、特に伸芽会(名門小学校受験・幼稚園受験指導)および伸芽Sクラブ(長時間英才託児事業および学童事業)の在籍生徒数の伸びが顕著だった。新規事業への先行投資を終え、グループ全社が成長のラインに乗った。

 2月通期の連結経常利益の見通しは、従来の25億円を27億円(前期比では26.2%の増加)に引き上げ、増額後の予想1株利益は32円51銭とした。(HC)

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