【株式市場】米国株急落し日経平均は後場1047円安となり約1ヵ月ぶりに2万3000円を割る

株式

◆日経平均の終値は2万2590円86銭(915円18銭安)、TOPIXは1701.86ポイント(62.00ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増加して19億5248万株

チャート7 10月11日後場の東京株式市場は、正午過ぎの円相場が前日夕方に比べて1円近い円高の1ドル112円05銭前後になったこともあり、株価指数の先物が一段と下値を探る展開になった。

 日経平均は前場の安値(941円94銭安の2万2564円10銭)を割って始まり、ほどなく下げ幅を1000円台に拡大。東証1部の出来高上位30銘柄はすべて値下がり。13時30分頃には1047円02銭安(2万2459円02銭)まで下押した。大引けにかけては野村ホールディングス<8604>(東1)などが幾分持ち直したが、日経平均は前日比で大きく反落した。終値での2万3000円割れは9月13日以来。下げ幅としては今年3月23日の974円13銭安以来の大きさ。

 後場は、四半期好決算などで前場上げたエービーシー・マート<2670>(東1)などが高値もみあいに転換し、株価の下げによって配当利回りが一段と高くなった東京エレクトロン<8035>(東1)アーバネットコーポレーション<3242>(JQS)などが回復傾向。バイオ株に陽線の銘柄が目立ち、シンバイオ製薬<4582>(JQG)は13時過ぎから堅調に転換。

 東証1部の出来高概算は19億5248万株(前引けは9億3568万株)。売買代金は3兆7587億円(同1兆7834億円)。1部上場2110銘柄のうち、値上がり銘柄数は56(同42)銘柄となり全体の2.7%にとどまり、値下がり銘柄数は2050(同2056)銘柄となり、全体の97%に達した。

 また、東証33業種別指数は全33業種(前引けも全33業種)が値下がりし、値下がり率の小さい業種は、小売り、空運、水産・農林、電力・ガス、不動産、建設、保険、繊維製品、食料品、ゴム製品、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る