【株式市場】52週移動平均など意識され主力株の一角が強く日経平均は大きく持ち直し下げ渋る

株式

◆日経平均は2万2488円86銭(102円00銭安)、TOPIXは1692.43(9.43ポイント安)、出来高概算(東証1部)はミニSQ算出分が加わり8億3093万株

■新規上場のイーソルは買い気配のまま公開価格の70%高

チャート12 10月12日(金)前場の東京株式市場は、NYダウが2日続けて大幅安となり、株価指数の先物が先行安し、日経平均も連日大幅安の267円43銭安(2万2323円43銭)で始まった。しかし、トヨタ自動車<7203>(東1)ファナック<6954>(東1)が程なく堅調に転じるなど主力株の一角が強く、日経平均も9時30分頃には28円70銭安(2万2562円16銭)まで回復した。3年近く右肩上がりを続けている52週移動平均の水準まで下げてきたため、指数ベースで資金運用するファンドなどから広範な買いが入ったとの見方があった。日経平均の前引けは102円00銭安(2万2488円86銭)。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 12日、新規上場となったDelta-FlyPharma(デルタフライファーマ)<4598>(東マ・売買単位100株)は、9時18分に公開価格4770円を8%下回る4385円で初値がつき、上値を追いながら4840円まで上げ、前引けは4715円。イーソル(eSOL)<4420>(東マ・売買単位100株)は、買い気配のまま初値がつかず、公開価格1680円を70%上回る2856円となった。

 東証1部の出来高概算はミニSQ算出分が1.5億株前後加わったとされ8億3093万株、売買代金は1兆6290億円。1部上場2109銘柄のうち、値上がり銘柄数は969銘柄、値下がり銘柄数は1050銘柄となった。(HC)

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