ピクスタは芸術家支援プラットフォームなど注目されて後場一段と強含む

株式市場 銘柄

■寄付とは異なる「現代版あしながおじさん」

 ピクスタ<3416>(東マ)は10月19日の後場、一段と強含んで2087円(66円高)で始まり、反発幅を広げている。18日付で、新たに芸術家支援プラットフォーム「mecelo(メセロ)」を開始し、アート業界にイノベーションを起こす「現代版あしながおじさん」として、継続的な創作活動を支援すると発表。注目されている。

 発表によると、「メセロ」は、芸術家が、継続的な創作活動を実現するために、その創作活動にかける想いや作品に共感した複数人の個人(以下、パートナー)から、毎月少額の支援を受けられる、インターネット上のプラットフォームサービス。

 寄付とは異なり、支援者(パートナー)は、好きな芸術家の創作活動を「少額の支援金」という形で支え、見返りとして芸術家が制作したポストカードなどのちょっとした制作物や、芸術家との深いつながり(交流)、そして「自分が芸術家を支えるパートナーである」という自己実現と「メセロ」でしか得られない「アート体験を共に作り上げる感動」を手に入れることができるという。
 
 同社は、プロ仕様の高品質の写真素材などをすぐに購入できるマーケットプレイスサイト「PIXTA(ピクスタ)」などを運営。2017年12月期は海外展開や新事業に向けた先行投資によって連結純利益が赤字だったが、今期・18年12月期は完全黒字化して大幅増益の見込み。来期も一段の拡大を目指している。(HC)

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