多木化学またもやストップ高、マツタケの近縁種の完全人工栽培で投機色増す

株式市場 銘柄

■騰勢第2波が始まったとの見方ありひと相場3波動の経験則に期待強まる

 多木化学<4025>(東1)は10月24日の後場、一段と上値を追い、12時50分にかけてストップ高の1万230円(1500円高)に達した。10月4日、マツタケの近縁種で香りや味はそれ以上とされる「バカマツタケ」の完全人工栽培に成功と発表し、以後、投機相場が衰えない展開になっている。

 発表の翌日から3日連続ストップ高を交えて急騰した。10月中旬には急騰幅の半値押し水準まで調整したものの、22日、日証金が午後の立会約定分から貸借取引の規制を発動し、売りと買いの現引きにともなう申込みを停止としたが、買い戻しが増加するとの思惑から再び騰勢を強める結果になった。

 テクニカル的には、10月上旬の急騰を騰勢第1波とすると、22日からの再騰は騰勢第2波に当たるため、ひと相場3波動との経験則に照らしてさらなる上げ相場が控えているとの見方が出ている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内唯一のブラシ式除雪車が北海道の主要空港で戦力化  加藤製作所<6390>(東証プライム)は1…
  2. ■日本発ロボ産業基盤づくりへ、住友重機・ルネサス・JAEが参画  一般社団法人京都ヒューマノイドア…
  3. ■2025年のパン屋倒産が急減、SNS発信とインバウンドが追い風  帝国データバンクは11月29日…
2026年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ピックアップ記事

  1. ■漢字が示す社会不安と物価問題、関連株に広がる待ち伏せ投資の妙味  2025年の世相を映す「今年の…
  2. ■AI相場と政策転換が映す日本株の行方、6万円挑戦か調整か  2025年、日経平均株価は史上最高値…
  3. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  4. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  5. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  6. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る