【株式市場】TOPIX型ETFの中国上場に期待する様子もあり日経平均は後場堅調に転換し反発

株式

◆日経平均の終値は2万2091円18銭(80円40銭高)、TOPIXは1652.07ポイント(1.35ポイント高)、出来高概算(東証1部)は14億1753万株

チャート4 10月24日後場の東京株式市場は、日銀による株価指数連動ETF(上場投信)買いオペの観測が聞かれ、ソニー<6758>(東1)は一気に前日比小高くなって始まり、ソフトバンクグループ<9984>(東1)は一段と強含んでスタート。日経平均も前引けの27円安から一気に90円高で始まった。その後は小動きながら堅調に推移し反発した。TOPIX(東証株価指数)も反発。一方、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は小安い。

 26日からの安倍首相の中国訪問では、日中首脳会談に合わせて東証と上海証取が提携を発表し、手始めにTOPIX(東証株価指数)連動ETFを上海にも上場させると伝えられており、中国で買われれば裁定が働いて日本でも値上がりするとの期待が出ていた。

 後場は、OKI(沖電気)<6703>(東1)が取引開始後に一段高の場面を見せ、業績見通しの黒字転換発表が好感されて大活況。LIFULL(ライフル)<2120>(東1)は配当性向の引き上げなどが連日好感されて2日連続大幅高。プレミアムウォーターホールディングス<2588>(東2)は9月の契約件数31.4%増加などが注目されて大きく反発。シリコンスタジオ<3907>(東マ)は昼にアマゾンWebサービスのテクノロジーパートナーに認定と発表し後場急伸ストップ高。フォーバル・リアルストレート<9423>(JQS)はオフィス空室率の低下などが言われて一段ジリ高。

 東証1部の出来高概算は14億1753万株(前引けは6億8545万株)。売買代金は2兆7273億円(同1兆2745億円)。1部上場2108銘柄のうち、値上がり銘柄数は1283(同760)銘柄、値下がり銘柄数は729(同1259)銘柄。

 また、東証33業種別指数は20業種(前引けは12業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、倉庫・運輸、水産・農林、建設、食料品、ゴム製品、小売り、電力・ガス、陸運、不動産、情報・通信、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る